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2011年卒業生古東篤からのメッセージ

古東篤
古東顔

略歴
2009年  研修先を探して自然農園レインボーファミリーにて
週末に畑作業を体験する。年末に8年務めた会社を退職。
2010年 レインボーファミリ―(以下RF)にて研修開始。
2011年 RF研修終了
同年5月 茨城県常陸大宮市国長にて1haで就農
経営の概況
屋号  コトコトファーム      野菜セットと飲食店卸し
農地の広さ    1ha 段差・斜面はあるもののほぼ一枚の畑
栽培品目    年間40品種以上の露地野菜

<農業を志してから研修を始めるまで>
人参

僕は学生時代にベトナム語を勉強していたことから
東南アジア関係の人材ビジネスの会社に勤めていました。
仕事自体は非常にやりがいのあるものでしたが、
職位が上がるにつれ現場から遠ざかり、
組織の中の調整やチームの舵取りなどのしごとが多くなり、
自分の中で一番やりがいを感じていた
顧客との仕事を通じての
関係性を感じられなくなってきました。
また四国の田舎育ちの自分にとって、都会で子育てを
するイメージがどうしてもわかないままでした。

そんな中、子供のころ育った田舎の農作業風景(うちは
農家ではなかったですが)や、ベトナム留学時代の
現地の方々の生活感から農業に興味がわき始めました。
それからは農業人フェアや、実際の農家さんを巡って話を聞いたり、現場を見せて頂きました。

それでも日々の仕事のイメージが体感としてなかなか得られないため、
自分が実際にその世界に飛び込んで行ってどうなのかを判断しかねていました。
そんな折に、とあるイベントでRF笠原さんと知り合うことができ、流山という東京から通える範囲で
営農されているということで、お願いして週末に畑作業をお手伝いさせていただくことにしました。

最初のうちは草刈りを2時間しただけで、次の日の階段の上り下りで悲鳴を上げるほどの筋肉痛に
なっていた軟弱な体でしたが、土に触れ、太陽に光を浴びて体を動かくことは
非常に心地よく感じました。またたくさんの種類の野菜にあふれ、
それがまたおいしい。そして畑の延長に鶏が存在して卵も自給できている。
なにより野菜セットを通じて、個人のお客様と直接つながっていくスタイルが僕にとっては魅力的でした。

週末に通いながら自然と、農業で生きていこうと心を決めていました。

<研修で学んだ仕事のリズムと作業における知恵>
苗

レインボーファミリーでの研修では
やはり40品種以上の野菜の栽培技術、採卵養鶏の
管理ポイントなどを学び、毎日体力的にも覚える頭も
本当にギリギリでした。

それでも実際に自分で畑で作業をし、
収穫できた野菜が
お客さんから美味しいと言われる喜びは、何事にも
替えがたいものでした。

一年を通じで、
春夏秋冬それぞれの野菜の管理ポイントや
仕事のリズムを体に染み込ませることができた。
また農作業では、同じ作業をするにしても少しの道具の使い方、段取りの違いで、かかる時間に大きな差が のは大きな成果だったと思います。
出ます。生産から販売まで自分ですべて行う個人経営農家において作業効率は非常に大切になります。
こういった作業のコツや道具の使い方の知恵などを学べたことは今でも非常に役に立っています。

<今も学び、試行錯誤を繰り返しながら挑戦の日々です>
畑

一年間研修をして、妻の実家のある茨城県で就農地を探しました。
就農地探しの間に、東日本大震災に遭い放射能問題で混乱の極致の時期もありました。 大きな障害ではありましたが、これからの農業経営に おいて障害のない順風満帆な時期ばかりというほうが無理です。 障害はあっても乗り越えていくしかないと自分に 言い聞かせて就農地を探しつづけました。
就農希望地域の市役所や、市役所の紹介してくれた人、 たまたま知り合った人などあらゆる人に声をかけ、相談に乗ってもらっていた所、土地探しから2か月半でほぼ一枚のまとまった2haの空いている畑と、 そこに隣接している空き家の 紹介をうけることができました。
またそこに引越ししてからも 就農地探しのころにつながった方々から、ハウスの骨組みや農機具を頂ける話も頂き、トラクターを 買うのにあたってはいくつも安くてしっかりした農機具屋さんを一緒に回ってくださる方などに恵まれ 一番懸念していた農業を始めるにあたっての初期投資も想像以上に安く済みました。


野菜セットの販売は、知り合い・友人に支えられてスタートできましたが、まだまだ安定経営とは
ほど遠い状態が続いています。それでも研修時代にできた友達の紹介で、
地元のレストランに出荷できることができ、
さらにそこの紹介で系列店ともお付き合いさせていただき、
少しづつ販売先が増えてきている状態です。
村では体育祭や、清掃活動、神社のお祭り、消防団活動など忙しいですが、しっかり顔を出すことで
新米をはじめ、地元の河を遡上する鮎やウグイ、鮭を頂けたりしますし、地元の祭りで野菜販売をすると
皆さんが声を掛け合って野菜を買ってくれます。

今年は冬は寒さが厳しく、夏は高温乾燥、秋も10月に入るまで夏が続いたりで
野菜作りに少しづつ販売先が増えてきている状態です。
少しづつ販売先が増えてきている状態です。
そんな苦しい状況下で、元気を頂けるのは自分を取り巻く人間関係でした。
もし農業に興味を持たれている方がいるのであれば、まず農家さんに直接会って話を聞いて、
少しでも実際に作業をしてみるといいと思います。また農業は自営業です。
作物を作れば勝手にお金が入ってくるものではありません。
いろいろな自分の周りの人とのご縁で販売の機会をいただいたり、作り出していくものだと痛感しました。
「農業」を軸に据えて、いろいろなシーンを、いろいろな人との出会いを見てみるのも面白いですよ。
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プロフィール

笠原秀樹

Author:笠原秀樹
『会いにいける農家』
定番野菜から新品種まで食卓に彩りを飾る様々な野菜を年間通してご提供させていただきます。
広い鶏舎で放し飼いされた鶏の産みだす「幸せのタマゴ」は塩卵かけごはんで食べてください。

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