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農業は雇用の受け皿になるか?

トヨタショック以降からだろうか、雇用の受け皿として農業が急速に取り上げられている。
私個人の意見としては農業にトヨタレベルとはいかないまでも、決まった月給を出しボーナスまでもという体力は現在ないと思う。農業生産法人も満足な給料体系が出来上がっているところは数少ないというかほぼ無いに等しい。テレビ番組のカンブリア宮殿を見た方々は農業に可能性を感じたかもしれないが、ボーナスで400万円を皆もらっているわけではない。それだけ払う価値がある方は独立しても必ず上手くいく人材だろう。かえってその方が法人で働いていた間に得られたものと給与が釣り合うかが心配。今日はビオファーム松木さんがテレビ東京のNEWS FINEに出ていたが従業員10名で年商4500万円と言っていた。ビオファーム松木さんは研修先が栃木の帰農志塾で、私はその近くのウインドファミリー農場ということもあり、共通の知人が多くいて、以前農場のある芝川にもお邪魔させていただいたことがある。その時は松木さんがビオデリを始める前で、私もこれからの営農に不安がある中での訪問だったが、松木さんの「客の増減で一喜一憂してもしょうがないよ。」でかなり気持ちが楽になったのを思い出す。
農業は人手不足ではない。やりたいと思う産業でないのである。
始めるとなればベンチャー企業と同じで経営者となり、生産から販売まですべてをやななければならない。農業に参入する企業はほとんどが辛酸をなめている。
農地法改正で誰でも農業ができるようになるようだが、心配するほどの参入はないと思う。
ともかく自分の心配をまだする必要が強くある身分。需要が増えそうなのに供給に必要な農地が足りない。なんでもいいから使える農地が欲しい。と言ってもトラクターで行ける範囲か、まとまった農地で1時間以内の移動距離。そんな希望を伝えても誰も動いてくれないのが現状なので、自分で探すしかない。農業をないがしろにした国へのつけは重いとこれから感じることだろう。

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確かにここのところ農業が雇用の受け皿として注目されていますね。
ボク自身もごく一部の法人経営なら雇用可能と思いますが、僕らのような個人経営ではまず無理でしょうね。
それに本当に欲しい人材はなかなか現れないというのが実情でしょう。
鳴り物入りで農業に参入した国立ファームもどれほどかなというところです。
ワークシェアリングもよく聞くところですが、結局のところごく一部のクリエーターに富がより集中することになるだけなのです。
本当はこんな時にこそ自らのスキルアップが必要なのだと思います。

ブログに書きました。
http://kazedayori107.seesaa.net/

Re: 農業は雇用の受け皿になるか?

幼少の頃私の実家では田植えになると、「でめんさん」というお手伝いが街からやってきました。今で言うパート、アルバイトです。昔から期間従業員で農家は成り立っていました。その後機械による効率化でその姿は少なくなりました。その効率化は全体の規模の拡大を目的とする意味合いより、農家の雇用を少なくする方向に進んでいきました。生産を効率化して、生産規模を拡大しなければ雇用は、生まれません。現状維持の状態で雇用を生むほど余裕のある生産者は多くありません。ここ100年で工業が飛躍的に生産効率を上げているのに、稲作では古代から十数倍に過ぎないと聞いています。農産物はそんなに簡単に沢山生産できる産業ではないのです。ある程度の規模の農業は出来ても、自動車や電気産業のようにはいかず、雇用も僅かなのが現状でしょう。農業は一度働くと、自分で営農したくなり、できる仕事。雇用と言うより就農者が増えて、消費の国内産自給が上がることが望まれます。

Re: 農業は雇用の受け皿になるか?

農業者の方々からコメントをいただきましたが、共通する認識は誰にでもできるものとは違うということでしょうか。行政が考えることと現場には大分違いがあるようです。現場の中にも安く使い捨てができる日本人がほしい所もあるかもしれませんが、家族経営もしくは個人経営の農家が増えることを願う私としては、今回の流れは難しいと思います。根本的な農業改革が行われてからでないと、今のブームは大変危険に思えます。すべてをこなせて一人前になれるのが今の農業経営者だと思います。

プロフィール

笠原秀樹

Author:笠原秀樹
『会いにいける農家』
定番野菜から新品種まで食卓に彩りを飾る様々な野菜を年間通してご提供させていただきます。
広い鶏舎で放し飼いされた鶏の産みだす「幸せのタマゴ」は塩卵かけごはんで食べてください。

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